2019-01-01から1年間の記事一覧
昔の人は、新しい年は農耕神である歳神様が連れてくるものと信じていました。 年の始まりである正月は、新しい歳神様を祀り、五穀豊穣や家内安全を祈るものでした。そのため、正月の中でも1月1日を「元日」、そしてその朝を「元旦」と呼びます。「旦」とは地…
「節供(後の節句)料理」とは、本来季節の変わり目である「節日(せちび)」に神様に供える料理のことでした。それが次第に、年中行事の中で最も盛大に祝われるお正月に振舞われる料理だけを「おせち」と呼ぶようになり、今日に受け継がれています。 また、…
歳神様はその年の福徳を司る神様です。お正月に歳神様をお迎えするために、年末には様々な準備をします。 ■すす払い 旧暦の12月13日は「事始め」と言われ、お正月に来臨する歳神様をお迎えするために、仏像のすすを払うなど神社仏閣の内外を清めます。それが…
「お歳暮」は日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを伝える季節の贈答習慣です。 ■お歳暮を贈る時期 お歳暮は季節の挨拶なので、送る時期が大切です。地域によって若干異なりますが、関東地方は12月初旬から下旬にかけて、関西地方は12月13日(事始め)…
改まった和食店での会食は、洋食以上に緊張するのではないでしょうか? そんな時にちょっとした作法を心得ていれば、 あなたの食べ方はぐっと美しく見えます。具体的なポイントをいくつかご紹介しましょう。 ■「箸置き」がない時 改まった店では箸置きが用意…
あなたは玄関で、どのように靴を脱いで上がりますか? そのまま正面を向いて靴を脱ぐより、後ろ向きに立って靴を揃えながら脱ぐ方が良い、と思っている方も多いのではないでしょうか? 実はそれはマナー違反です。 なぜなら相手に背を向けることになり、失礼…
ビジネスの場合でもプライベートにおいても、訪問先に「手土産」を持参する時に気づかうべきことがあります。確認してみましょう。 ●訪問先の周辺で購入しない訪問先の最寄り駅やその近くで購入すると「慌てて間に合わせた」と受け取られかねません。たとえ…
11月になると晴れ着姿の子供達が千歳飴を持って神社に参拝する姿が見られます。 本来、参拝する神社は氏神様ですが、最近では著名な神社にお参りする方が増えているようです。 「七五三」は両親・祖父母・家族など親しい身内で祝うものです。 神前で鈴を鳴ら…
お香典は通夜か告別式に持参します。本来、お香典には「相互扶助」という意味があり、そのため相手の状況を気づかい様々な「決まりごと」があります。 香典袋(不祝儀袋)に関する「決まりごと」葬儀には、仏式、神式、キリスト式など宗教によって、それぞれ…
目上の方に「私もご一緒します。」と言っていることはありませんか? 敬語だと思って使っているこの言葉、実は目上の方に対してはやや失礼な表現です。 「ご一緒」という言葉は、同格・もしくは対等の関係者に対して使うべき表現です。 例えば部長に向かって…
例えばフレンチに登場する白身魚のポワレ。 身が崩れやすく、ソースもたっぶりで「食べにくいな…」と感じたことはありませんか? しかしちょっとしたコツさえ覚えておけば大丈夫! そのポイントは魚料理をいただく時、よく登場する「フィッシュスプーン」。 …
お月見と言えば「十五夜」と思う方が多いと思います。しかし、かつては「十五夜」だけでなく「十三夜」にも月を愛でて楽しんでいたようです。 「十五夜」も「十三夜」も秋の収穫を祝う行事です。 収穫した穀物、お団子やススキを神様に供えて、収穫を感謝し…
尾頭付きの焼き魚が出された時、困ったなぁ…と思ったことはありませんか? 食べた後が見苦しくなってしまって恥ずかしい… 尾頭付きの魚を美しく食べるにはコツがあります。 上身の頭から尾へ向かって食べ進めること。 こうすると骨から身がほろっとはがれや…