マナー&プロトコール ミニ辞典

日本マナー・プロトコール協会が正しいマナー&プロトコールの知識をお伝えします。

「お歳暮」の贈り方を教えてください

f:id:jmpa2020:20191128103323j:plain

「お歳暮」は日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを伝える季節の贈答習慣です。

■お歳暮を贈る時期

お歳暮は季節の挨拶なので、送る時期が大切です。地域によって若干異なりますが、関東地方は12月初旬から下旬にかけて、関西地方は12月13日(事始め)からとされています。

お歳暮として贈るのであれば、年の瀬が迫った25日以降は避けた方が良いでしょう。しかし、お正月に使う生鮮食品を贈るのであれば、むしろお正月に近い時期に贈った方が良いでしょう。ただし、最近は年末年始に旅行に出かける方も多いので、その場合は必ず相手の都合を確認する事が必要です。

■品物を選ぶポイント

お世話になった気持ちを表そうと高価な品物を贈ることは、かえって相手に負担をかけることになりかねません。

品物の価格は、相手との関係にもよりますが3000円から10000円程度が一般的です。その際、送る相手の事を考えながら、その方の趣味・嗜好・家族構成に合った品物を選びましょう。しかし、相手の好みがよく分からない場合は、カタログギフトでも良いでしょう。

■贈る気持ちをきちんと伝える

お歳暮は持参する方が丁寧ですが、最近は配送することが多くなっています。本来の目的は感謝の気持ちを伝える事なので、配送する場合は品物に「添え状」をつけるか、品物とは別に「送り状」を出しましょう。

また配送の手配は、相手が受け取りやすい日時を指定し、「送り状」を郵送する場合は何をどこから送ったかを書き添えて、品物が届く前に出すのがマナーです。

 

今回の記事はいかがでしたか?よかったら読者登録をお願いいたします。