尾頭付きの焼き魚が出された時、困ったなぁ…と思ったことはありませんか?
食べた後が見苦しくなってしまって恥ずかしい…
尾頭付きの魚を美しく食べるにはコツがあります。
上身の頭から尾へ向かって食べ進めること。
こうすると骨から身がほろっとはがれやすく、散らばりにくいからです。
上身を食べ終えて中骨が見えてきた時、やってはいけないのが「ひっくり返す」こと。
また骨の間から下身をほじくるように食べるのも不作法です。
箸だけで食べるのが難しければ、左手で魚の頭をおさえて骨と下身の間に箸を入れ、中骨を外します。外した中骨は皿の向こう側にまとめて置いておきましょう。手が汚れたらおしぼりや懐紙で拭き取ります。
<焼き魚のいただき方 『マナー&プロトコールの基礎知識』78ページより抜粋>
お皿の上を散らかさないことが、美しく食べるポイントです。
改まった会席料理の席では、懐紙を用意しておくとよいでしょう。頭をおさえて中骨を外す時に手を汚すことなく、食べ終えた後、お皿の残った頭や骨を覆い隠すこともできます。
西洋料理で骨付きの魚が出された時のいただき方も基本的には和食と同じですが、詳しくは来週お伝えいたします。